今、人気急上昇中の観光地『ニンビン』。
ベトナムハノイから日帰りでアクセスの良さもあり、ツアーでも人気があります。
「ニンビンってどんな感じ?」
「見どころは?」
「どうやって行くの?」
今回の記事では、知っておきたいニンビンの『基本情報』から『オススメ観光地』まで…
ニンビンが気になるあなたに向けて、わかりやすく解説します!
行ったからこそわかるニンビンの良さもお伝えしますね!
知っておきたい『ニンビン』の基本情報
ニンビンとは、ベトナムの『省』の一つ。
『省』とは、『東京都』『神奈川県』といった都道府県をイメージしてもらうと分かりやすいです。
『ニンビン県』みたいな感じですね。
開発が進むハノイと異なり、手つかずの自然が多く残されています。
- リアルなベトナムが見たい!
- 都会より田舎が好き!
こんなひとにはピッタリの観光地です。
ハノイからの日帰りツアーは、ハロン湾に次ぐ人気を誇っています。
ニンビンは『世界遺産』
ニンビンには『チャンアン』や『タムコック』といったエリアがあります。
これらの場所をまとめて『複合遺産』として『世界遺産』登録されました。
『チャンアン複合景観』と呼ばれており、ツアーでは主にこのエリアを観光することになります。
世界遺産登録されたのは2014年。
このころから、ニンビンに注目が集まるようになり、現在の人気に繋がっています。
ニンビン『おすすめ観光地』10選
ニンビンの基本情報がわかったところで…
おすすめの観光地を10選をご紹介します。
特に、①〜⑤はツアーに組み込まれている超メジャースポットです!
①チャンアン(世界遺産)
- 初めてのベトナム
- 定番を抑えたい人
『チャンアン』は複合遺産の一つで、映画『キングコング 髑髏島の巨神』のロケ地になった場所。
手漕ぎボートに乗り、川下りのアクティビティを楽しめます!
洞窟をくぐったり、お寺の参拝があったりと、バリエーションも豊か。
雄大な景色をじっくりと楽しむことができるのが特徴です。
洗練された観光地
次に紹介するタムコックと異なり、物売りオバちゃんがいないのがよいところです。
いい意味で『観光地化』されており、比較的キレイな場所です。
初めてのベトナム旅行の人にもオススメです。
\ 日本語OK!ルートも選べる /
名称 | チャンアン(Trang an) |
住所 | Tràng An, Ninh Xuân, Hoa Lư, Ninh Bình, ベトナム(googlemapで見る) |
評価 | google:4.6(13,800〜 ) |
②タムコック(世界遺産)
- 好奇心旺盛な人
- ローカルなベトナムを味わいたい
『タムコック』はチャンアンと同じ複合遺産の一つで、ボートで川下りを楽しみます。
川幅が狭い場所があり、岩肌をかなり近く感じることも!
田園が広がっており、米の収穫時期は美しい景色を楽しめます!
タムコック名物『物売りオバちゃん』
タムコックは、折り返し地点で『物売りオバちゃん』が近づいて来るのが特徴です笑。
チャンアンと似ていますが、オバちゃん含め、よりローカルな雰囲気を味わえるのが『タムコック』の特徴です。
↓『チャンアン』と『タムコック』の違いを詳しく知りたい人はこちらの記事もどうぞ
名称 | タムコック(Tam coc) |
住所 | Ninh Hải, Hoa Lư District, Ninh Bình, ベトナム(googlemapで見る) |
評価 | google:4.5(11,400〜 ) |
③古都ホアルー(世界遺産)
- 歴史好き
- 定番を抑えたい人
ベトナム王朝の始まりの地である『ホアルー』。
首都をハノイに遷すまでの44年間、都だった場所です。
中国の影響を受けた建物は見応えあり!
歴史好きなら見ておきたいスポットです。
ツアーで行くなら日本語ガイドを付けたい
サクッと30分くらいで見れるので、ツアーに組み込まれていることが多いです。
ツアーで巡ると、ガイドさんが歴史を説明してくれます。
英語ガイドだと、なかなか理解が難しく、とてももったいない。
できれば、日本語ガイドを付けて回りたい場所です。
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名称 | ホアルー(Hoa Lue) |
住所 | Trường Yên, Hoa Lư, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.2(6,700〜 ) |
④ムア洞窟(世界遺産)
- 体力に自信がある
- 絶景を見たい!
『ムア洞窟』はその名の通り、洞窟を見学することができます。
ですが…どちらかといえば、洞窟より『山登り』がメイン。
山の頂上から見下ろすタムコックの美しさはひとしおです!
体力と相談して楽しむのがポイント
美しいのは間違いないのですが…
階段が多く、暑い時期はかなりエネルギーを消耗します。
体力のない方、夏場は洞窟のみを楽しむのもオススメです。
6〜7月はハスの花畑を見ることができます。
名称 | ムア洞窟(Mua Cave) |
住所 | Ninh Xuân, Hoa Lư District, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.5(1,600〜 ) |
⑤バイディン寺
- お寺巡りが好き
- ニンビンに一泊する
『バイディン寺』は、東南アジア最大とも言われる超!巨大寺院です。
2010年に作られた比較的新しいお寺で、銅像はピカピカ!
夜のライトアップも美しいので、ニンビンに一泊するならぜひ夜にも訪れてほしい場所です。
ケーブルカー付きの入場券を買おう
他にも500体の仏像(五百羅漢)や、アジア最大級のお釈迦様など…
見どころ満載のバイディン寺。
敷地がかなり広いため、入場料にプラスして、ケーブルカーで移動するのがオススメです。
名称 | バイディン寺(Bai Dinh Pagoda) |
住所 | 7VG8+98, Gia Sinh, Gia Viễn, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.4(600〜 ) |
⑥ヴァンロン自然保護区
- 人が少ない穴場が好き
- 自然が好き
『ヴァンロン自然保護区』は、観光地化されていない隠れたオススメスポット!
チャンアンやタムコック同様、ボートで川を渡って自然を楽しむ場所です。
ただし、先の2箇所とは異なり、物売りや喧騒とは無縁。
静けさの中、自然を楽しむことができるのが特徴です。
『自然保護区』という名の通り、保護された自然の中、日本では見ることができない生き物に出会えます!
白いパンツを履いたサルに出会える
ヴァンロン自然保護区を始めとして、ニンビンでは『デラクールラングール』というサルが有名。
お尻だけ白いため、パンツを履いているように見えます。
『ヴァンロン自然保護区』はツアーにはほとんど組み込まれていません。
- 人が多いところは苦手
- 静かな場所でゆっくりしたい
こんな人なら、カーチャーターを使ってゆっくり見て回るのがオススメです。
\ 約1万円で貸し切りOK /
名称 | ヴァンロン自然保護区(Van Long Nature Reserve) |
住所 | Gia Viễn District, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.4(1,400〜 ) |
⑦クックフォン国立公園
- トレッキングが好き
- 自然が好き
『クックフォン国立公園』は、東京ドーム4,700個分!という、超広大な国立公園です。
2021年に、アジア最高の国立公園に選ばれた有名な公園でもあります。
生態系が豊かなのも特徴。
先程の白いパンツのおサルや、初夏の産卵期には吹雪のようなたくさんの蝶を見ることもできます。
カーチャーターではなくツアーを選ぼう。
クックフォン国立公園は、その広さゆえ、個人で訪れるにはハードルが高いです。
ツアーで案内してもらうのがオススメです。
TripAdvisorにありますので、気になる方はぜひ。
トレッキングや鍾乳洞、洞窟の見学ができますよ。
名称 | クックフォン国立公園(Cuc Phuong National Park) |
住所 | 8J85+MFX, Nho Quan, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.4(3,300〜 ) |
⑧ファットズィエム大聖堂
- お寺めぐりが好き
- 建築物が好き
『ファットズィエム大聖堂』は、ベトナム最大のキリスト教会です。
ベトナム人の多くは仏教徒ですが、次に多いのが、実はキリスト教。
ベトナムの民族服『アオザイを着たマリア像』が有名です。
建築好き必見!東洋と西洋が融合された建築様式
ファットズィエム大聖堂の見どころは『東洋と西洋が融合された建築様式』です。
外観は一見アジアの建築かと思いきや、細部や内部の至る所に感じる西洋式の建築。
建築好きなら実際に見てみたい場所です。
名称 | ファットズィエム大聖堂(Phat Diem Cathedral) |
住所 | 33VH+5QQ, Định Hoà, Kim Sơn, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.6(3,800〜 ) |
⑨トゥンナム鳥保護区
- 自然が好き
- 静かな場所が好き
『トゥンナム鳥保護区』は、その名の通り、様々な鳥に出会うことができる場所です。
トゥンナム鳥保護区は広々とした公園になっているので、のんびり散策もオススメ。
洞窟探検も楽しめます。
徒歩では行けない水際まで連れて行ってくれるボートがオススメです。
行くなら鳥が巣に戻る午後!
行くからには鳥を見たい!と思いますよね。
鳥が巣に戻る時間帯である『午後』がオススメです。
トゥンナム鳥保護区もツアーの取り扱いは少なめ。
見れる範囲は限られているので、カーチャーターがオススメです。
\ マイペースに回ろう /
名称 | トゥンナム鳥保護区(Thung Nham Bird Park) |
住所 | Thung Nham, Thôn Hải Nham, Hoa Lư, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.1(4,600〜 ) |
⑩ビック ドン(世界遺産)
- お寺めぐりが好き
- タムコックに行く予定がある
『ビックドン』は、タムコックから3kmほどの場所にあります。
森の中にあるお寺で、とても美しいです。
入館料はないので、タムコックに行ったついでに寄ってみるのがオススメ。
お堂は3つあり、そこまで広くありません。
1時間あれば十分見て回れます。
時期が良ければ、近くの池で蓮の花を見ることもできますよ。
名称 | ビック ドン(Bich Dong Pagoda) |
住所 | 6W99+C23, Ninh Hải, Hoa Lư, Ninh Bình(googlemapで見る) |
評価 | google:4.3(3,300〜 ) |
以上、ニンビンのオススメ観光スポット10選をご紹介しました。
ニンビンへのアクセス
ニンビンへはハノイからのアクセスになりますが、いくつか手段があります。
自分のタイプに合わせて選びましょう。
- 定番:ツアー
- 中級者:カーチャーター
- 上級者:鉄道
- 上級者:バス
- おまけ:Grab
①定番:ツアー
ハノイから日帰りなら、ツアーが最もオススメです。
ほとんどがホテルまでの送迎付きで、リーズナブルにニンビンまで行けるからです。
英語ガイドさんでよければ、5,000円程度で日帰りツアーに参加できます。
デメリットは朝が少し早いこと。
時間を有効に使いたい人、初めてのベトナムの人にはオススメです!
\ 5,000円から参加OK! /
②中級者:カーチャーター
続いてのオススメは『カーチャーター』です。
カーチャータとは、車を1日借り切って、好きなところへ連れて行ってもらうもの。
時間も行き先も自由、ツアーでは行けないような場所に連れて行ってもらえるのが特徴です。
他の国ではやや高めなカーチャーターですが…
ベトナムなら1万円程度でチャーター可能!(ただし、日本語不可)
2人以上ならツアーより安くなることも。
注意点としては、行き先や時間配分は自分で管理する必要があること。
海外旅行経験のある中級者にオススメです。
\ 約1万円でチャーター! /
個人的にはカーチャーターが大好きなので、旅好きの人は是非使ってみてください。
③上級者:鉄道(電車)
続いてご紹介するのが『鉄道(電車)』です。
鉄道は風情があるので、旅好きに根強い人気があります。
ハノイ駅でニンビン行きのチケットを買って、後は乗るだけ!
メリットは、リアルなベトナムを存分に味わえることですね。
そして、安いこと!
席により値段が異なりますが、いい席でも1,000円以下です。
注意点は、ニンビンに着いてからのアクセスを自力で確保する必要があること。
- バイクレンタル
- バイクタクシー
- タクシー
- Grab
バイクの運転ができる人は、自由度が高い『バイクレンタル』がオススメです。
以下のサイトから、チケットを購入できます。
時刻や座席もチェックできるので、予め見ておくと安心です。
④上級者:バス
続いては海外旅行上級者向けのアクセス方法『バス』。
市内を走るバスに乗ってニンビンまで向かいます。
バス停は、ザップバットバスターミナル(Giap Bat Bus Station)という場所。
ザップバットバスターミナルはハノイの繁華街から離れているので、市バスやGrabで向かいましょう。
バスは、30分に1本くらいの間隔で出ています。
1本逃しても、次に乗ればいいや〜という気楽さがあります。
注意点は、乗り過ごしに注意すること、鉄道と同じく、ニンビンからのアクセスを自力で確保することです。
個人的には、ローカル感を味わうなら、鉄道のほうが分かりやすいのでオススメです。
乗り合いシャトルバスを事前に予約することも可能です。
\ エアコン効いてる! /
⑤Grab
最後にご紹介するのは『Grab(グラブ)』。
ベトナムの交通手段の定番です。
↓「Grab(グラブ)って何?」という人は、以下の記事もどうぞ。
ただし、Grabは遠距離になると、割高になってしまうのが特徴。
交渉次第では1日チャーターも可能です。
交渉に自信がある人や、現地の人とコミュニケーションを取ってみたい人は試してみましょう。
個人的には、事前予約できるカーチャーターのほうがオススメです。
\ 事前予約で当日ラクチン /
ニンビン観光の注意事項
ニンビンに限らず、ベトナムは治安がいいです。
ただし、事前に知っておいた方がよい注意事項もいくつかあるのも事実。
ニンビンに行く前にチェックしておきましょう。
夏場は熱中症に注意
5月〜10月は日本の真夏の気候。
観光スポットはエアコンがない場所がほとんどです。
そのため、熱中症になってしまう可能性も。
帽子や水分は必須で、無理に体力を使いすぎないように注意してください。
とくに気をつけたいのが『ムア洞窟』の山登り。
かなり体力を消耗します。
無理し頂上まで登らず、途中でリタイアすることも考えておきましょう。
途中の景色でも十分美しいので、山の中腹程度で降りてくれば体力が温存できます。
『ムア洞窟』に行くなら、他のアクティビティはあまり体力を使わないもにしましょう。
個人的には、12月〜2月の涼しい時期がオススメです。
冬場の寒さも注意(チャンアン&タムコック)
実はベトナムハノイには四季があり、冬場(12月〜2月)は結構気温が下がります!
『チャンアン』や『タムコック』は水辺のアクティビティのため、寒さを感じることもあります。
冬場は羽織物を1枚持っておきましょう。
売り子や客引きが苦手な方は避けて行動
ニンビンは、思っているより『売り子』や『客引き』がいます。
強引に勧められると断れないタイプの人は以下の点に気をつけると安心です。
- ツアーを利用して、なるべく集団行動する
- 川下りは『タムコック』ではなく『チャンアン』を選ぶ
バイクや自転車移動する際、相場に比べて高額な駐車場代を請求されることも。
実は無料で止められる場所があったりします。
あらかじめ、行く場所の駐車場・駐輪場の情報はネット等で調べておきましょう。
まとめ 魅力溢れるニンビン!初めてならツアーで行こう
ニンビンは世界遺産として登録されている場所も多い魅力たっぷりの観光地。
ハノイから日帰りツアーを考えているなら『ニンビン』はオススメです!
ツアーについては以下の記事で詳しく解説中。気になる方はチェックしてみてくださいね。
旅の中級者なら、リーズナブルなカーチャーターがおすすめです。
\ ベトナムはリーズナブル! /
自分のタイプや好みに合わせて、ニンビンを120%楽しみましょう!