台北から【烏来温泉】ぶらり路線バスの旅:後編〜2025年台湾旅行記ひとり旅⑩

烏来の粟餅
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こんにちは、シマダです!

今回のブログは台湾旅行記「その⑩」。

前回の記事はこちら

→旅行記を最初から読む人は①からどうぞ

台湾ひとり旅3日目「烏来編」の後編です。

魔界への入口のような「この階段」がどこへ続くのか、登ってみたいと思います…!

烏来瀑布にあった階段
ズモモ…
目次

魔界目指して進みます

とりあえずかなり急な階段。

魔界への階段

先客もゆっくり進んでいました。

階段のすぐ右に気になる案内看板発見。

雲仙楽園ケーブルカーの案内
ケーブルカー?

魔界ではなく「ケーブルカーの駅」があるらしい。

シマダ

ていうか、これ廃屋化している系では…?

ともかく、先へ進みます。

岐路に立たされた!!

かなり急な階段をゼイゼイしながら進むと、踊り場に到着。

なにやら二股に別れています。

文字通り、岐路に立たされたシマダ。

シマダ

どうしよう…

左の階段はあまりにも急。

とてもじゃないけど登り切る自信がありません…。

雲仙楽園への階段1の別角度
ズモモモ…!

それに比べると上が見えているので、右の階段をチョイス!

ラストスパートかけます。

ケーブルカー乗り場発見

ケーブルカー駅」に到着しました。

雲仙楽園ケーブルカー乗り場

廃屋なんて言ってごめんなさい…。

普通にケーブルカーが動いてます。

左手の階段を登って、中に入ります。

チケット売り場発見。

雲仙楽園ケーブルカー料金

大人の往復は「300元(約1400円)」らしい

シマダ

300元(1,400円)て…
そこそこ高くない…??

しかし!!

せっかく急な階段を登りきったので、ケーブルカーに乗ってみることを決意!

カウンターで1人分のチケットを依頼すると…

スタッフ

230元です。

シマダ

え、300元じゃないの?

安い分には構わないので、230元お支払い。

約1400円→約1100円になったので、すごく得した気分。

後から気付いたのですが、本日の価格なるものが存在するようです。

雲仙楽園ケーブルカー本日の料金案内
230元と書いてあるね

乗る日によって値段が変わるんですね。

多分、土日とか、繁忙期は300元なんじゃないかと思います。

発車まで15分ほど時間があるようなので、プラッと探検します。

周辺散策

一旦外に出てみると、ケーブルカー乗り場の隣に立派な建物発見。

おそらく旅館だったと思うんですが…

ケーブルカー乗り場隣のホテル跡地1
ケーブルカー乗り場隣のホテル跡地2

やってる気配ゼロ。

まさに廃屋。

できればもう少し近づいてみたかったですが…入口に物売りっぽい人がいて断念。

昔の温泉の立ち位置って、数少ない貴重な娯楽だったと思うんですよ。

現代はこれだけ楽しい施設が増えて、スマホで暇も潰せるようになると、あえて温泉って選ばないようになっちゃうんですかね。

烏来老街
上から見た老街

温泉街が寂れてしまうのは、さみしいですが、日本も台湾も同じようです。

台湾は温かい国だから日本より更に寂れが進んでしまうのかも…。

センチメンタルな気持ちになりつつ、ケーブルカー乗り場へ戻ります。

ケーブルカー乗り場も廃屋化していた

このケーブルカー乗り場のある建物、おそらく昔はお土産屋さんとかがあったんだと思うのですが…

雲仙楽園の空きテナント1

一切やってません。電気すらついてない。

敷地は広いし、過去やっていた形跡はあったので、もしかしたらコロナ前まではやってたのかな。

今は全部空きテナントです。

雲仙楽園の空きテナント2

さらに階段がありましたが…

ケーブルカー乗り場事務所への入口

この先は事務所のようで、男性が電話しながら出入りしていました。

分岐の片方発見!!

あたりをウロウロしていると、階段発見。

瀑布公園への階段

右手の案内看板によると、上には「瀑布公園」なるものがあるらしいので、登ってみます。

再びゼイゼイしながら登りきると…

大通り1
大通り2

公園ではなく、大通りに出ました…。

シマダ

瀑布公園ではなく…!?

ちなみに、この階段、一番最初の分岐点の左の階段から続く道でした。

雲仙楽園への階段
この階段をずーーーっと登ると大通りに出る

下からここまで階段があることが逆に凄い!!

しかも、登りきったら「大通り」!!

ここまで車が使われていない時代にはメインで使われていた階段だったのでしょうね。

なんとなく、昔と今の狭間にいるような、貴重な体験ができました。

階段を登ってみようと思わなかったら出会えなかった景色たち。

いわゆる「映え」要素はゼロですが、興味に従ってみるのも、なかなかおもしろいもんです。

▶ 後から調べてみました

実はこの大通りの先にも階段があったようで「新北市烏来原住民主題公園」や「烏来高砂義勇隊主題紀念園区」につながっていりるようです。興味がある人で、足腰強い人、ぜひ冬場に行ってみてください!

ケーブルカー乗車

雲仙楽園ケーブルカー

時間もやってきたので、いよいよケーブルカーに乗り込みます。

どうやら、滝の向こう側まで行けるようです。

雲仙楽園ケーブルカーの車窓から
烏来渓谷

5分ほど乗車したところで、滝の先に到着しました。

滝のスタート地点が見えます!

烏来瀑布の源流

雲仙楽園(リゾート)見学!

雲仙楽園入口

どうやらここは「雲仙楽園」といって、ホテルと、広大な敷地の庭園のあるエリア。

かなり広そうなので、行けるところまで回ってみようと思います。

雲仙楽園ガイドマップ

入ってすぐのところにある、謎のスペース。

誰もいません。

雲仙楽園内施設
食堂?
雲仙岩道案内看板

雲仙岩道なる通りを進みます。

雲仙楽園にあった神社
小さな神社発見

無事行って帰ってこれることをお祈りして進みます。

左に見えるのがロープウェーの終点。
どんどん標高が高くなります!

ここからが雲仙楽園なんですね。

雲仙楽園の鳥居
雲仙楽園の鳥居
雲仙楽園のタイヤル族
タイヤル族だ!

口元に入れ墨があるということは、女性ですね。

タイヤル族の女性に促されるまま、右方向に進みます。

雲仙大飯店発見!

「雲仙大飯店」なるホテルにたどり着きました!

雲仙大飯店入口
雲仙大飯店外観

ケーブルカーじゃないと来れないこのホテル。レア感が凄いです!!

どうやら夏の時期はホタルが見れるみたいなので、夜は最高でしょうね〜。

雲仙大飯店の向かいの景色
このあたりにブワッと飛び交うのかな
雲仙大飯店の向かいにいたタイヤル族たち
ホテルの前のタイヤル族
シマダ

風情あるねぇー!!!

店らしきもの発見

ご覧の通り、ホテルの側にあるお店は閉店中。

夜や繁忙期だけ開くのか、それとも閉店してしまったのかは謎です。

立ち入り禁止エリアも多かったですね。

工事の音もあちこちから聞こえてきたので、施設全体を改修中だったのかもしれません。

場所的にはとても素敵なので、改装する価値はありそう。

工事中

標高の高い場所にあるだけあって、台湾の中でも避暑地的存在だと思います。

自然が豊富で、ハイキングコースにはもってこい!

改修中だったり閉店していたりと、やや寂れ感があるのも事実ですが、静かな雰囲気が好きな人はグッとくるかもしれません。

改修が終わった後に行くのがいいかもしれませんね。

ちなみに、「雲仙大飯店(ホテル)」は、公式サイトからの予約しかできません。

気になる方は、ぜひどうぞ。

> 雲仙大飯店公式サイト

一通り楽しんだら、ケーブルカーで烏来瀑布へ戻ります。

雲仙楽園ケーブルカーの車窓から

徒歩で麓へ下山

烏来瀑布からは、徒歩でも下山できるようなので、歩いてみます。

烏来瀑布下山道
烏来渓谷
渓谷が見えます!

途中、スレスレで車が通り過ぎて結構怖かった…!

お子さん連れなら、絶対トロッコ推奨です。

15分くらいで麓に到着しました。

烏来瀑布の麓

標高が違うとこんなに気温が違うんだ…ってくらいの気温差。

ひんやりした山頂とは対象的に、モワッとしています。

このモワッとした空気の中に、肉を焼いたような匂いが幼少期の「夏祭り」を思い出させます…。

烏来、相当ノスタルジックです。

桶後渓

階段だらけの烏来温泉

さっき、急な階段を登ったわけなんですが…

烏来には急な階段がめちゃくちゃ多かったです。

烏来南光教曾
この上は教会
おそらく民家に続く道
この先には何が…?
シマダ

登りたぁい!!!

時間が許せば(あと気温がもっと低ければ)登ってみたい衝動に掻き立てる烏来!!

階段フェチな方、烏来温泉はいいですよ〜。

粟餅屋で一休み

老街まで戻ってきました。

屋台を物色していると、粟餅屋のおばあさんが日本語で声をかけてきます。

烏来老街の粟餅屋

あわもち、美味しいよ〜。

日本統治時代の台湾の人たちは日本語が話せるというけど、このおばあさんもそうなのかなぁ。

粟餅メニュー表

おばあさん曰く、ピーナッツ味が一番人気らしい。

ピーナツにはちみつをかけても同じ値段でいいよ、と言われたので、ピーナッツとはちみつのミックス粟餅を頂きました。

1本40元(約190円)です。

ピーナッツハニー粟餅

気になる粟餅のお味は…外はカリッと、中は超ヤワヤワ!

歯がなくても食べられそうなほど柔らかかったです笑。

ピーナッツの風味とはちみつがほんのり甘くて、おやつにピッタリ。

ごちそうさまでした!

烏来名湯温泉会館へGO!

烏来にはいくつか温泉があって、老街と滝の間にもいくつか温泉があります。

中には、由布院ならぬ「湯布苑」や「伊豆温泉」なんてトコロも…。

私はあえて、ちょっと遠い「烏来名湯温泉会館」をチョイス!

シマダ

googlemapの口コミが良かったという単純な理由です。

メインの温泉街を抜けて「烏来名湯温泉会館」を目指して進みます。

烏来温泉街

学校の脇を通り過ぎ…

新北市立烏来国民中小学

段々と人気がなくなり、山道になってきたところで発見!

烏来名湯温泉会館入口
ありましたー!!
烏来名湯温泉会館外観
到着です

ひとり利用は「大浴場」の一択!!

烏来名湯温泉会館フロント
フロント

ドキドキしながら受付で、一人であることを告げると…

スタッフ

一人の場合は「大浴場」の利用しかできません

シマダ

なぬっ!?個室の利用ができない…?!

あらかじめ、googlemapで見た情報により、個室を使う気マンマンだったシマダ。

出鼻をくじかれました…。

しかも、一人500元(約2,400円)。

2,400円って…高くない…????

しかし。

ここから温泉街に引き返す時間も体力もない…

ということで、もはや利用一択。

2,400円をカード払いしてきました笑。

モヤモヤしつつも、ロッカーに荷物を預けて、大浴場へ向かいます。

烏来名湯温泉会館ロッカー

地元民に大人気!!

温泉の扉を開けると、緑が飛び込んできます!(ここからは公式サイトからの画像でお楽しみください)

この温泉は屋根だけの半屋外。めちゃくちゃ開放的です!!

烏来名湯温泉会館女湯
引用:烏来名湯温泉会館公式HP

先程のモヤモヤも忘れて、温泉を堪能!!

色も匂いもなく、サラッとした温泉でした。

烏来名湯温泉会館露天風呂
完全な露天もある

美人の湯とも言われているようです。

お風呂は熱湯に水風呂、サウナなど、一通りのお風呂が揃ってました。

烏来名湯温泉会館サウナ
サウナもありました

「ここは、ゆったりと静かに入浴…」と思っていたら大間違い!!

地元のおばあでめちゃくちゃ賑わってます!!

シマダ

写真で見せられないのが残念笑

外に面した「ととのいイス」も、おばあにより場所取り済笑。

一番奥だけは空いてたので、すかさず席取りします。

烏来名湯温泉会館「ととのいイス」からの眺め

おぉ…これは良い。

烏来名湯温泉会館から見える渓谷

これは良いぞっ!!!

向かいに流れる渓流のせせらぎに耳を預けながら、しばしまどろむ時間。

シマダ

至福です。最高に整います!!

何時間でもいれそうでしたが、30分ほどで退出。

フロントでドリンクチケットをいただいたので、地下にあるカフェへ向かいます。

静かすぎるカフェ

烏来名湯温泉会館内カフェ
実際はもっと暗い

「烏来名湯温泉会館」は回数券があるので、おばあたちは回数券を使って来ているのでしょう。

初回で500元払って入る人はいないのか…

このカフェ、一人もいません。

奥は電気も消えてます笑。

アイスコーヒーを頼んだら、トーストもやってきました。

烏来名湯温泉会館サービストースト&ドリンク

サクッといただいて、帰ります。

結論、良い。

烏来名湯温泉会館外観

烏来の温泉はいくつもあるけれど、川沿いの景色を楽しめて開放感があるのは他では味わえないかも。

遠いだけあって、なかなかよかったです。

シマダ

ただ、ひとりで500元(2,400円)は高いかな笑。

後から見たら、事前購入で2,000円以下だったので、行くなら絶対事前購入してください泣。

>烏来名湯温泉会館チケット

ちなみに、個室も一人500元でした。

出典:Klook烏来名湯温泉会館

大浴場は時間無制限ですが、個室は1時間まで。

サクッと入るだけなので、2人で使うなら個室がいいと思います。

宿泊もできるようなので、気になる方は一泊してみてはいかがでしょうか?

烏来駅まで送迎あるヨ

烏来名湯温泉会館送迎車刻表
時刻表

「烏来名湯温泉会館」なんと、烏来のバス停まで送迎がありました。

時刻まで待つと、フロントの人が声をかけてくれます。

私だけを乗せて、烏来駅まで送ってくれました。

烏来名湯温泉会館送迎車内

ありがとう、烏来名湯温泉会館。

めちゃくちゃととのったよ。

台北まで帰ります!

烏来から台北行きの849番バス
849番バスがやってきた

帰りのバスは行きと同じ場所から乗ります。

幸い私は座れましたが、満席でした。

台北行き849番バスの車内

このまま座って台北まで行ってもよかったのですが、せっかくなので、新店で降りてMRTで帰ることに。

烏来からちょうど30分、あっという間に新店へ到着。

新店駅にあったビンロウ屋さん
新店のビンロウ屋さん
新店駅バスターミナル
新店のバス乗り場

あとは、慣れたMRTで「中山駅」まで向かいます。

座れなかった人は、バスで台北まで行かずに、新店で降りるのが断然オススメですよ。

そして、これからシマダが向かうのは…

なんと…

リージェント台北!!!

人生初のリージェント、ワクワクが止まりません…!!!

台湾旅行記⑪へつづく…

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